本講義の基本的な情報
本ゼミナールの基本的な情報
- ゼミナールタイトル: コンピュータの上でコンピュータを動かす
- 部屋: A201教室
- 講義日: 春学期、第 2 期、第 3 期
- 担当: 宮島敬明
- 取得単位数: N/A
- 教科書: 「たった1日で基本が身に付く! Docker/Kubernetes超入門」、伊藤裕一著、技術評論社
- コンテナ仮想化技術 "Docker"の使い方が、具体的に記載されています。
- 参考書 1: 「イラストでわかる DockerとKubernetes」、徳永航平著、技術評論社
- コンテナ仮想化技術のしくみについて図解された良書です。
- 参考文献: コンテナ未経験新人が学ぶコンテナ技術入門, 徳永航平, slideshare
- 参考書 1 の元になったプレゼンテーションスライドです。
- 参考書 2: 「仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん」、小笠原種高著、マイナビ出版
- 教科書と同様に、コンテナ仮想化技術 "Docker"の使い方が、具体的に記載されています。
本ゼミナールの目標
仮想化技術は、現代の情報工学のプロフェッショナルとして、必ず知っておかなければならない技術の 1 つです。
この 5 年で、利便性の向上だけでなく、セキュリティや大規模システムの構築の観点からも不可欠なものとなってきました。
SaaS (Software as a Service) や IaaS (Infrastructure as a Service) に代表されるクラウドサービスは、コンテナ仮想化技術なしでは実現不可能です。
これらのクラウドサービスでは、ユーザーのリクエストに沿ってオンデマンドに大量のサーバを起動させたり、動的にサーバの設定を変更することで、より良いサービスを提供できるようになっています。
本ゼミナールの到達目標は、「仮想化技術のしくみの理解」というよりは、「コンテナ型仮想化技術に慣れ親しむこと」です。
具体的には、ホスト OS 型の仮想化とコンテナ型の仮想化について、手を動かして学びます。
また、複数人で 1 つのプロジェクトに取り組む楽しさと難しさを感じてもらいたい、とも考えています。
本ゼミナールの予定
講義は、以下の順番で進む予定です。
- 宮島による講義資料の説明と環境構築、グループ分け
- グループワーク
- グループワーク
- グループワーク
ゼミナール1の情報
「ゼミナール 1」のシラバスの転載です。
本講義の目標(シラバスより)
本授業の目的は、情報科学に関する素朴な質問に自ら答えることである。
たとえば、情報とは何なのか?情報科学とはどんな学問なのか?コンピュータとはそもそも何なのか?コンピュータとはどのような構造をしており、どのように動いているのか?
また、どう使うのか?プログラムとは何なのか?情報科学を支えている理論には、どのようなものがあるのか?情報科学を取り巻く装置はどのように動いているのか?
ゼミナールとは、学生自身が問題を見つけ、グループでの調査や作業を元に、自ら答えを考えることを目的とした授業の形式である。
ゼミナールでは、問題自体を見つけることが重要であり、その問題には必ずしも正答がない場合や、答えが幾通りもある場合もある。
これは、大学でのもっとも重要な勉強法の 1 つである。教員は、問題領域の概要を述べるにとどまり、主に質疑応答や学生どうしの議論へのアドバイスを行う。
本授業の到達目標は、大学 1 年生の春学期というまだ大学生に成り立ての人に、ゼミ形式という学びを体験してもら 5 つ、情報科学の一端に触れ、情報科学に対する興味を花開かせることである。
また、本授業の各自の到達目標は、ゼミ内のメンバーと情報共有を行い、相互理解をしつつ、各自が与えられた目的に向かって協力しながら作業ができる様になることである。
講義内容(シラバスより)
- [第 1 回] ゼミナール 1 の目標。シラバスについて、グループ分けの説明とテーマについての紹介。情報の基礎とゼミとの関係について説明する(井口)
- [第 2 回~5 回] 第 1 期のテーマに従って 4 週にわたってゼミを行う。
- [第 6 回~9 回] 第 2 期のテーマに従って 4 週にわたってゼミを行う。
- [第 10 回~13 回] 第 3 期のテーマに従って 4 週にわたってゼミを行う。
- [第 14 回] まとめ。残された課題がある場合は、この時間に作業を行う(井口) 各期は、テーマによって異なるが、各期の 1 回目は予備的な知識な学習、2 回目と 3 回目は、それを各自やグループで発展させ、4 回目に発表するという進行になることが多い。各期の担当教員の指示に従うこと。